黎明の風~新人公演評
宙組「黎明の風~侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦~」(作・演出石田昌也)の新人公演が15日、東京宝塚劇場で行われた。“新公”の担当演出は新進・児玉明子だ。
物語はひと口に言えば、戦後日本の“独立”と復興に歴史の裏舞台で活躍した白洲次郎と、父が明治天皇に謁見(えっけん)、記念の陶器まで賜ったほどの親日家でもありGHQを率いて連合軍最高司令官として日本を統治したダグラス・マッカーサー司令官との男と男の物語である。
白洲(鳳翔大)には、近代的自我に目覚めた女性・正子(花影アリス)が寄り添い、マッカーサー(蓮水ゆうや)には新婚の妻・ジーン(すみれ乃麗)がいる。表舞台には吉田茂(春風弥里)がいて、娘の和子(愛花ちさき)がファーストレディーの役割をも担っている。
正直、主役の白洲を演じた鳳翔らには極めて勉強になった新公ではなかったろうかと思った。冒頭、終戦直後の荒廃した東京にたたずむ吉田(後の首相)と群衆たちの中に浮かぶマッカーサーや、期待を担って登場する白洲という幕開けは、印象的だが、その白洲が銀橋(宝塚独特の半円形のエプロンステージ)で歌う歌や、セリフを聞いていて、本役の専科スター・轟悠の歌唱術やセリフ術をすぐに思った。
宝塚の男役には歴史の中で築かれてきた独自のセリフ術や朗唱術、また立ち居振る舞いや、独特の美学、スタイルといったものがある。恐らく、それらは内面の精神的役作りに裏打ちされてこそ、美しく光り輝くものである。主役に起用されるくらいだから関係者の間ではその長身や恵まれた資質、持ち味など期待されるものが沢山あってのことなのだろうが、その未知数の魅力は、ほとんど発揮されなかったのではないだろうか。これからに期待したいところである。
マッカーサー役の蓮水は、後半に至るに従って本領を発揮し得た気がする。周囲には常に日本軍のパールハーバー急襲で妹を失ったグルーパー中佐(暁郷)がおり、大柄な身体にふさわしく激しやすい性格。それを抑える役割を担っているのがプレストン大佐(澄輝さやと)で、適役もあって、マッカーサーの苦悩などもよく浮かび上がった形。
一方、白洲と吉田の周りには東条英機ら戦争推進派と対立、吉田・白洲側に位置することを願い出る終戦連絡事務局(CLO)の辰美英次(凪七瑠海)らがいるが、吉田・春風はソフト帽を取ってからが良く、達者な演技で舞台を引き締めていた。凪七は小さな顔、長い手足と男役にふさわしいセリフ、歌唱などで、しっかりと脇を固めた感じ。熱演が光った。
総じて娘役はしっかりとしており、手堅い感じがしたが、脇役としてはさらに正子のそばにいる“名物お手伝いさん”里村キク役の花露すみか、マッカーサーについているフィリピン人のお手伝いアー・チュ役の綾音らいら、女性教師役の百千糸、ビジネスガール役の萌野りりあらが印象に残る。終幕近く、母・正子とともに講和条約締結のために羽田を発つ父・白洲をそっと見守る男の子(安里舞生)と女の子(夢莉みこ)も可愛かった。
多彩な人物たちが織りなす昭和裏面史の中に、白洲・鳳翔は、自らの魅力を発揮し得ないまま立ちすくんでいたような気もする。たとえば、条約締結後に吉田に葉巻を手渡す場面など、力の抜けた内面の充実を伴った自然な男役としてのセリフが生きていたのだから、もったいない。
新鮮な、未知数の魅力を児玉演出は引き出せなかった。結果、前半は白洲の出番と見せ場もあって“鳳翔芝居”、後半は、歌唱や内面のセリフなどから“蓮水芝居”に割れた感じもした。惜しい、宙組新人公演であった。
厳しい評価だけどがんばれ鳳翔!!今回、持ち味の違う役どころだったのが新人公演初主演なのに辛かったなぁ・・
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コメント
天皇家と取り巻きが犯罪を犯しまくって栄耀栄華を楽しんでいる。公務員と共謀した彼らは、何の罪もない新井泉さんをむりやり監禁虐待して、すべてを奪い取ったあげく虐殺している。新井泉さんの人生も健康も強制的に破壊して、彼らは移動監獄に閉じ込めた新井泉さんを毎日二十四時間中昼も夜も暴行して破壊した。そうしておいて、てめえはずるく立ち回って優雅な人生を楽しんで、園遊会などでうまい酒をのみまくってでかいツラだ。こんな残虐な犯罪がとぼけた日本人によって犯されているのだ。チベット人を楽しんで惨殺できる漢民族になれたと日本人どもは思っているらしい。犯罪組織に入れてもらってタダで優雅な人生を謳歌している馬鹿天皇や公務員どもは、凶悪マスコミ人を犯罪に引き入れることで、新井泉さんを口封じしたとたかをくくっている。しかし、彼らに強制的に死に追いやられて餌食にされても、神聖な新井泉さんは必ず神の怒りをもって彼らに復讐するのだ。
投稿: 真樹子 | 2008年4月21日 (月) 15時34分